私には貴方だけ


「そうか……俺今日姫奈に会いに行くわ」





「俺なら習い事だから行けねぇや。怜夜よろしくな?」






「まかせとけ」






そして放課後、俺は車に乗って姫奈の病院に行く





聞くところによると、病室は前と変わってないらしい。






コンコンコン





「はい」





以前と変わらぬ甘いソプラノの透き通った声が聞こえる。






ガラガラ




「あっ、怜夜様!お久しぶりです!」






「久しぶり、姫奈。体調は大丈夫か?」






「はい。もう落ち着きました。」






ベッドで本を読んでいた姫奈に近づく。