「はい。でも少し怪我をしてしまって……」
「あら、じゃあ消毒しましょうか。少し待っててね」
病室を出て消毒セットを持って戻ってきた看護師さん。
「はい!終了。数日したら治るから大丈夫よ。怜夜君も気にしてちゃダメよ?」
どうやら俺が怪我をさせてしまったと何も言わなくても分かってしまったらしい。
看護師さんは侮れない。
「じゃあ姫奈ちゃん、ベットに戻りましょうか。はい、掴まってー。」
ベットに戻った姫奈。
看護師さんは病室を出て行って、姫奈と二人きりだ。
「怜夜様、今日は楽しかったです。」
「本当か?」


