私には貴方だけ


コンコンコン




「どうぞ。」





「失礼しますお嬢様。」





「怜夜様達にさはどう?」






「全員支度を終わらせました。お嬢様、今日もお美しいです。」






「じゃあ私も行こうかしら」





「エスコート致します。」







「お願いするわ」






アランの手を取り、皆さんの居るリビングに行く。






アランが扉を開け、中に入ると皆さんが待機していた。





スーツを着て、いつもより大人っぽくなった皆さん。




私服姿だけでなく、スーツ姿までカッコいい。





「わぁ!姫奈ちゃんヤバいって!」





「ちょ、姫奈ちゃんヤバいから!」





顔を赤くして後ろを向いてしまった希沙様と海季先輩。





「姫奈、とても似合っているよ。」





笑顔のお兄様に





「姫奈、今日のパーティ出るな。」





意味の分からない事を言い出す怜夜様。





「どうしてですか?」