私には貴方だけ


お祖母様は日本語を聞き取ることは出来るけど、話すことは出来ない。





『もしかして彼は霧野グループの?』





『そうですお祖母様。』





怜夜様を見て、まぁと驚くお祖母様。





「お久しぶりです。アメリア様。」






『えぇ。久しぶりね。坊や。』





どうやら二人は面識があるらしい。




怜夜様ももしかして、聞き取れるけど喋れない方なのだろうか?






二人で何か挨拶をしている。





『それでお祖母様、今日は何か用事があって来たのでは?』






『えぇ。そうなのよ。貴方たち全員に言うわね。明日アメリア主催で開かれるパーティに出席してもらいたいの。』





『え?』




「「は?」」




「「なんて言ってるの?」」