私には貴方だけ


朝食を取り終わって私は部屋に戻り支度をする。





取り出したのはお祖母様が大好きなワンピース。




「お嬢様、髪の毛をやります。」





「えぇ。」





ハーフアップにして、毛先を巻いてもらう。





最後にアクセサリーを付けて完成だ。





器用なアランはなんでもこなせてしまう。




9時50分。




リビングに行くと皆さんはもう待っていた。




皆さん支度がとても早い。





「わぁ!姫奈ちゃんちょー可愛い!」





「ありがとうございます希沙様」