私には貴方だけ


朝ごはんを食べて寛いでいると、怜夜様が降りてきた。





「……………ん。」




覚束ない足取りでフラフラしながらやってきた怜夜様。




まだ目が半分しか開いていない。





「おはようございます怜夜様。」





「ん。はよ姫奈」





そのままソファに座っていた私に抱き着いて来た怜夜様。




フェロモンだだ漏れで、心臓に悪い。





「れ、怜夜様!?」





「スースー」





私の腰に抱き着いたまま寝てしまった怜夜様。