私には貴方だけ


「お嬢様の体調管理も執事の役目だ。
いつもならもう寝ている時間だ。伸ばしてやったんだから我儘言うな。」




希沙様を睨みながら言うアラン。




「ちぇー」





「しょうがないかぁ!姫奈ちゃんおやすみ」





「姫奈おやすみ」





「また明日な、姫奈」





「皆さんおやすみなさい。いい夢を。」





私は一礼をして部屋に戻って、寝る体制に入った。





その日はいい夢が見られた。