私には貴方だけ


「いい?姫奈。このゲームは、ジョーカーを引いても最後まで隠し通すんだ。
それで、最後までジョーカーを持っていた人が負けっていうゲーム。
途中で引いても負けにならないよ。オッケー?」




「わかりました」




アランは知ってたのかな?




ちらりとアランを見てみると、お兄様の説明を聞いていた為多分知らなかったのだろう。





「じゃあ最初からやろうか!」




こうして再スタートしたババ抜きは、




「ちくしょー!」




「澄まし顔しやがって!」




「ふん」




勝者は怜夜様。




王のように踏ん反り返って満足そうにしている。




そして負けたのは……




「ちっ」




意外にもアランだった。