私には貴方だけ


夕食の時間になり、食堂に行くと既に皆さんが待っていた。




食事が並べられると、希沙様と海季先輩のテンションが上がる一方で




「静かに食べようか。」




「「はい……」」





黒い笑顔を浮かべたお兄様に注意されていた。




「お風呂は3階の一番奥にあるので、皆さんで順番に入って下さい。」





「わかった。」




怜夜様が返事をして、私は席を立つ。




「それではごゆっくり。」




「えぇー姫奈ちゃんも一緒に遊ばないの?」





「せっかくだし遊ぼうぜ!」