君に最初で最後の愛を




次の日のお昼休み。



蘭と一緒にお弁当を食べていたとき、誰かに名前を呼ばれた。



「ねぇ、雨宮柚子ってここのクラス?」



ドアのほうに目を向けると複数の女の子たちがいた。



「?ここにいまーーーー」



「ちょっ、柚子!」



『ここにいます』



そう言おうとしてたのになぜか蘭に止められた。



「ど、どうしたの?蘭」



「どうしたの?じゃないよ!あの子たち小鳥遊くんに付きまとってるやつらじゃん!絶対昨日のことだって!行っちゃダメだよ!」