君に最初で最後の愛を


先生も少し複雑そうな顔で笑った。



「でも今日は念のため入院してね、安静にしとかないと」



「えぇ〜」



「『えぇ〜』じゃないの。今日だけだから、ね?」



子どもを宥めるように言われて、少しふて腐れるあたし。



でも、白川先生は優しいから素直に言うことを聞いてしまう。



「はぁ〜い」