君に最初で最後の愛を



俺の隣がキーホルダー落とした女で、時雨は深山の隣に座った。



茶髪の女がオムライスを食べようとした時に俺は話しかけた。



「これ、君のでしょ」



キーホルダーを顔の位置まで持ってきてプラプラと揺らした。



「...え?......あっ」



その茶髪の女は財布を見て、キーホルダーがないことに今気付いたらしい。



「ホントだ...ありがとう」



ぎこちない笑顔を浮かべお礼を言われる。