君に最初で最後の愛を



黒髪の女がそう聞いてきた。



たしか、...深...谷?だっけ?



............あぁ、思い出した。深田だ。



「席、もう空いてないんだよね〜。だからさ?深山ちゃんたちんとこ、4人席だから入れてくれない?」



すると、2人はキョトンとしてから、



「あ、あぁ。うん、いーよ」



そう言いってスペースを開けてくれた。



俺たちは「ありがとう」と笑顔で言って座った。


...てか、深山だった。