君に最初で最後の愛を


時雨はそう言うと速足にその席へ向かった。



...ったく女好きめ。



もう空いてる席はなくなってたから、仕方なく時雨のあとについて行った。



「ねぇねぇそこの2人〜!」



時雨は早速、女たちに話しかけた。



「「...はい?」」



楽しく喋っていたのか、少し邪魔されて嫌そうだった。



「なに?」