「雨宮さーん。雨宮柚子さーん」 「はい...」 呼ばれて奥の部屋に入る。 そこにはあたしの担当の先生、白川先生が座っていた。 「柚子ちゃん。体調は大丈夫かな?」 「大丈夫なんですけど、やっぱり頭痛が最近多くて」 苦笑いしながら言う。 「そっか...。......入院のことも考えてくれたかな」 「はい...。これ以上、両親を心配かけたくないですから」 「そうだね。...学校はどうだい?」