君に最初で最後の愛を



「なら、よかった」



少し口角を上げて微笑む聡くんはとてもかっこよくて。



もう一口、柚子レモンを飲んだ。



「......なぁ。今日、確か用事あるっつてたよな」



っ、やっぱり聞かれるよね...。



「そ、うなんだけど...。対した用じゃないから大丈夫!」



笑って言う。



「......なぁ。それ、俺には通じないって言わなかったっけ?」



顎を掴まれて顔が近くなる。