ハッとする。
「そんな顔するってことは、何かあっんだよね?小鳥遊くんと」
「そんな顔...?」
蘭の瞳を見ればすぐにわかった。
蘭の瞳に写ってるあたしの顔はひどい顔だった。
「.........」
あたしの様子に蘭は小さく息を洩らした。
「無理に話せとは言わないから。限界が来るようだったら、分からなくなったらあたしに相談しなね!あたしはいつでも柚子の味方だから」
にこっと可愛い笑顔で言う蘭。
「うん...!でもごめん。隠し事はなしって約束したのに...」
破ってしまった。
「なぁに言ってんの!‘‘二人だけの秘密”でしょ?それにもう大体なにがあったか想像ついちゃったしっ」
語尾にハートでも付けそうな口調だな...。
「......っ。ありがとう、蘭」
「どういたしまして〜!やーかわいいっ。顔が真っ赤ー!!」

