君に最初で最後の愛を


「...い、言えな...いから。ごめ...」



「そんなに言いたくないほどなんだ?」



俺の質問をごまかすようにあの笑顔で笑った。



...なんだよ、本当何なわけ?



「そんな下手くそな笑顔で...ごまかせると思ってんの?」



我慢ができなかった。



雨宮の細い両腕を壁に押し付けた。



「あっ」



小さく声を上げる。