そう、言いたいんだ。 死なんて、誰でも必ず人生でたどるもの。 それがあたしは少し早いだけだ。 確かにものすごくこわい。頭が痛むたびに恐怖に駆られる。 なのに...少し、こわくないんだ。 「蘭がいるから...。生きるよ、あたし」 一生懸命、生きるから。 「うんっ......うん!!」 泣きながら何度も頷いてくれる。 「小鳥遊くんとも、がんばってね!」 「へっ!!?」