もう、多分、後には引けない。



「聡ー」



俺を呼ぶ声が聞こえて振り向く。



そこにいたのは2人の女と一緒にいる親友だった。



橘 時雨〜たちばな しぐれ〜。



ガキのころからの幼馴染み。



こいつは正真正銘の女好き。



俺より女タラシなんじゃねぇか?