「ちょ...っと、何する...の」 さすがにこれは怖い。 「え?何って決まってんでしょ?そのうざったい髪、切ってやるよ」 「や、......やめ、て」 「何?あんたがあたしを怒らせたのが悪いんだよ?ハサミなんておっきいからポケットに入らなかったんだよね〜。」 音符でも付きそうな勢いで言う女の子。 怖い...。 「...何泣きそうになってんだよ!見ててイライラするんだけど」 ぐっと、強く髪を引っ張られて顔が歪む。