君に最初で最後の愛を


......泣くもんか。



負けるもんか。



「......好き、なんだから!!............近付こうが近付かなこうが、それは小鳥遊くんが決めることでしょ?なんで決められないといけないの?...そんなの、小鳥遊くんに迷惑だよ」



思わずムキになってしまう。



その途端、鬼の形相になった女の子たち。



「へぇー。...言ったよな?あたしらをあんま怒らせんなって」



今まで中心にいたリーダーっぽい女の子がポケットからカッターを取り出した。



え......?



待ってよ、もしかしてだけど...嘘でしょ?