「おっ!いた!桜子っ」 学校からの帰り道、あたしに声をかけるやつなんて1人しかいない。 いや、まぁ、友達はいるけど、なんてゆーか、コドモみたいに駆け寄ってくるって言うの? まるで飼い主を見つけた時の子犬。 「……」 無視してスタスタ足を速める。 「おいっ。無視すんなよっ」 少し涙声。