「好きだ!」 真っ直ぐ目を見て発せられた言葉。 いや、お前もそうだろ?な?な?的な目で見つめられましても。 クセのない無造作の黒髪は、無邪気な中学生を連想させる。 目線は、あたしの方が上。 「あたしはすきじゃない」 冷たい言葉で突き放す。