「雷雅。俺の本性叫んでも意味ないぞ。
俺はそれを否定するからだ。
雷雅と俺どっちの味方につくかな?みんな。」


あれ。俺声出したか?


「お前は単純だから顔で何思ってるのか
わかるから。自覚してなかったのか?」



と捨て台詞を吐きクラスメートの輪の中に入っていった。

あいつは俺の幼馴染だ。
昔から一緒にいた。
ガキの頃からだ。
だがどうしても
途中喧嘩になり怒られてたな。


中学に進学し俺はぐれた。
原因は風舞だ。
あいつが喧嘩の時
近くに止めてあった俺のチャリを
俺にぶんなげた。

喧嘩は正々堂々戦わなければ
モヤモヤは晴れぬままになるからだ。


風舞は悪知恵をつかい
クラスメートを操り心の中では笑っている。



ヒーローに見えて中身は悪者だ。
おれは悪者に見えて中身も悪者だけどな。


「クソっ」






ドン!
















ガッチャーーーーーーーーン