席替えはなくならないまま。 私は一番端の一番前。 コウは私の斜め後ろ。 近いようなそうでもないような。 「よろしくねっ!ミイちゃん。」 んん?あ、そーだ!隣はユウくんだったんだ。 「よろしく!」 「ミイちゃん、タキシマと付き合ってるんだって?」 「うん!!」 「そっか~。ちょっと残念だなぁ~。俺、ミイちゃんのこと狙ってたのに。」 「へ?」 「だ・か・ら、俺はミイちゃんのことが好きだったの。」 「っふぇーー!?」