「もう、いーわ。先いくから。」

私は怒りをこらえて母に言い、いきおいよくドアを閉めた。

「もぅ、あのこったらいつもあんな態度。直してほしいもんね〜。。」

「っくしょーっ!」

(・・・・・・。風邪かなー?)

そんな不安とともに学園をめざし、歩いていく。

(って、今何時だっけ。)

私は時計を見た。

(あー、9時前か。)

(え。。9時前?)

(えー!?まじでーーー!?)

さっきまでの私の余裕っていったい……。

私は新しい靴でひたすら走り続けた。