ドラマ好きの何が悪い

「そうやってすぐ赤くなるところもチャーミングです。」

シュンキがあまりに楽しそうに言うもんだから、私も恥ずかしいを通り越して楽しくなってきた。

なんて気分のいいこと言ってくれるのかしら!

おいしいラーメンを食べた後に、褒められるのはとても気分がよかった。

こんなことも何年ぶり?

「このお店、とりあえず食べたらすぐに出ないといけない空気だから、とりあえず出ましょうか。」

私は頷くとシュンキの後に続いた。

シュンキはこれまたスマートに支払いを済ませた。

「ごちそうさまです。ありがとう。」

「いえいえ、こんなところでこちらこそごめん。今度はもっとゆっくりできるところにつれて行くよ。」

今度は・・・?

ってことは次回があるって思っていいのよね?

きゃー!

嬉しい!

大人げなく、やったーって顔で目を見開いた。

「ラーメン屋では全然お話できなかったし、どこかでお茶でも飲みましょうか。」

「そうですね。」

「お茶飲んだりするところ、どこか知ってます?」

「ああ、ええっと。」

しばらく考えて、こないだハルカに教えてもらったイングリッシュカフェが近くにあるのを思い出した。

「ありますあります。友達から聞いたカフェ。」

「そこにしましょう。」

シュンキは涼しげな目元で微笑んだ。

さてと、ここからどうやっていくんだったっけ。

キョロキョロ見回す。

するとシュンキが言った。

「とりあえず、最初の映画館まで戻りましょうか。そしたら場所わかりますか?」

「あ、そうしてもらえるとありがたいかも。」

なんて、気の利く!!

シュンキの株、どんなけこの数時間で上がったことか!

こんなに株の高い人も珍しい。

だけど、そういう人に限ってどでかい落とし穴があったりもするんだよねぇ。