ドラマ好きの何が悪い

想像以上にラーメンの到着は早い。

やっぱり回転よくするために出すのも早いのねぇ。

これで味が悪かったら嫌だけどね。

また小姑みないなことを考えつつ、シュンキと「いただきます」と行って箸をつけた。

シュンキはまずスープを飲んでいた。

ツーはやっぱスープからか。

思わず箸を置いて、レンゲでスープをすうく。

豚骨のスープなのに、とても透明感があってすっきりした色。

一口飲んでびっくりする。

「うわ。めちゃあっさり!」

「でしょ?本場に近い味なんですよ、ここは。海鮮の出汁も入ってるからいくら飲んでも胃にもたれません。」

「そうなんだぁ。」

自分の小姑的な思いはあっさりとかき消されて、あまりにおいしいラーメンに話すのも忘れて夢中で食べた。

全部食べ終わって、額の汗をハンカチで拭く。

「あー、おいしかった!」

そんな私を、シュンキはチラッと見て、そしてクスッと笑った。

何々?今度は何?

慌てて、笑顔を作る。

「ミナミさんておもしろいですね。聞いてた通りだ。」

「え?」

「とにかく食べるのが好きってカイトから聞いてたから。本当にびっくりするくらい夢中で食べてましたよね。」

シュンキは片手で顔を半分かくして笑った。

「すみません・・・。」

「どうして謝るんですか。すごくかわいいですよ。そういうとこ。」


か。かわいい?!

36歳の私にかわいいですって!

顔がかーっと熱くなる。

周囲に聞かれてやしないか恥ずかしくて思わず目線が泳いだ。