ドラマ好きの何が悪い

なんかそれって複雑だなぁ。

ハルカは私とカイトのこと疑ってるところあるし、シュンキもまたそうだし。

カイトとは身内みたいだから、きっとお互い彼氏彼女と仲良くしてんの見せつけるのもそれも弱み握られそうで嫌だし。

「それは・・・」

そう言いかけた時、カイトが立ち上がった。

「じゃ、一旦俺家に戻ってハルカちゃんに電話して相談してくるわ。」

「え?」

「ごちそうさん。」

そう言うと、飲み干したコーヒー茶碗を流しに置いて出て行ってしまった。

あんなけ熱いとこぼしていたくせに、きれいに飲み干したコーヒー茶碗を置いて。

「なんなの。」

小さい声でつぶやいた。

「カイトが来てくれて丁度よかった。4人でどっか行くのもおもしろそうでしょ。」

シュンキも立ち上がってコーヒー茶碗をキッチンに持ってきた。

そして、コーヒー茶碗を流しに置いた時、私の体がふわっとシュンキに引き寄せられる。

え?!

私の肩はシュンキに抱かれていた。

そして、シュンキの顔が近づいきて・・・キスをされた。

あまりに一瞬の出来事すぎて、逆らう事も出来ず。

呆然としていたら、シュンキの顔が私から離れて行くのがぼんやり見えた。

「ちょっとカイトに嫉妬した。」

シュンキはうつむいて、そしてまた目線を上げて私を見つめた。

一気に私の鼓動はマックスになる。

このまま意識が飛んで倒れてしまいそう。

シュンキの目を見つめながら、足を踏ん張って立っているのがやっとだった。

「ごめん、急に。でも・・・」

そう言うと、シュンキは私を抱きしめた。

背の高いシュンキの腕の中に私はすっぽりと収まる。

心地いい。

こんな、こんなことが起こってしまっていいのかしら。

ナオト、本当にいい?

シュンキのシャツはふんわりいい香りがした。