「僕的には、あの人たちの保守性を考えるに『和』な感じでくるんじゃないかと」

「ああ、確かに~。似合いそう」

「だから単純に言えば、こっちは『洋』なんですけど…」

「RPGみたいな感じでいく?」

「そう。そんな感じになると思うんです」



RPGなんて、パパのを借りてチラッとやったきり。



「祐介、ローブ似合いそー」

「僧侶、決定ですか……今はエルフとかオークとかそういう……」

「踊り子できるかなー」

「僧侶と踊り子。そんなパーティーはイヤだ……」



ジョゼが目を輝かせた。


「踊る。ボク教えることできル」

「……あ!」


そうだった。

この人、(自称)振り付け師だった。