そしてまた、秋がくる。 貴方の命日がくる。 わたしは今年も貴方に会いに行く。 貴方に伝えたいことがたくさんあるから。 わたしはもう迷わない。 だって、お父さんがいるから。 わたしを愛してくれたお父さんがいるから。 「お父さん聞いてーーー」 今年も秋が来る。 いまだに、東の塔を訪れる度、あなたを思い出すのです。 わたしに、優しさを教えてくれた貴方を。 愛してくれた貴方を。 わたしに、 初恋の甘酸っぱさを教えてくれた貴方を。