「いきなりでごめん、悪いんだけど君のお姉さんの話を聞かせてくれないかなぁ~って、あはは」 あはは、? え? お姉さんの? わたし、ルーフェスにお姉さんのこと、話したっけ…? そもそも家の事情を話した? 「えと、わたし、お姉さんの話題出しましたっけ?」 「…えっ、あっ、うん。 話したと、思うよ…」 と、困ったように笑う。 …まぁ、べつにいいけれどお姉さんのーーー。