「澪ちゃんが、サッカー部のエースに告白されてた!!」




「…………は?」





谷口の言葉にピクッと反応した俺の耳。
サッカー部のエースだと?
どこのどいつだ。




多少、そう思うけれど、俺は気にせずにまた、机に突っ伏す。





「お前、気になんねぇの?」





「いや、だって……」





────慣れてるから。