黄泉返りの街


そっと、伸ばしてた手を下ろし
下でピヨピヨと怒っているそいつに目を移す



同じピヨピヨでも小鳥の方が断然可愛い。



下には



灰色の髪の毛をきっちりと揃えた
お世辞にも可愛いとは言えない男らしい
少年がいた。



「何。言っとくけど僕いかないから。」



ふいっと顔を背ける



「琥珀様!!いい加減に諦めたらどうですか!!大体あなたは…」



あーあーあー聞こえなーい。



耳を手で塞ぎ聞こえてませんアピールをする。


それを見かねたそいつはプリプリまた怒る。



彼の名前は淡路 千寿(アワミ センジュ)




この街の長であり天狐とゆう妖怪の一族。
八城家の付き人の1人だ。



そして、その八城一族の長の孫に当たる
八城 琥珀(ヤシロ コハク)の、つまり僕の側近だ。