そんなことはさておき、今日のことだ。



「……俺の日用品、ですか?」

「ええ。明後日からはもう学校が始まっちゃうでしょ? だから、出来ればその前に買っておきたいと思って」



朝食を済ませて、食後のコーヒーを飲みながら、私は霧島くんにそう提案していた。