私は眠気でぼうっとしたまま、お風呂道具を持って脱衣所に向かっていた。 のったりとした足並みで、しかし着実に近づいていく。 そして、部屋の正面にある脱衣所の扉を、引き戸の取っ手に手をかけて。 がらがらがらっ。 引いた。 「…………っ!?」