「……もしかして、バームクーヘンですか?」 「ひゃっ!?」 言い当てられて思わず奇声が口から漏れた。 嘘、まさか私、今の口に出してた!? と思ったが、どうやら違ったようだ。 霧島くんは更に笑みを深くして、ボソリとこう言った。 「……実は、俺もそれにのせられた口でして」 「えっ! 霧島くんも!?」 「はい。俺、甘いものにも目がなくて。あの生徒会長さんもなんでかそれを知ってたみたいで。それで……」