痛い。
体中が痛い。
お願いやめて。
こんなこと、もうやめて。
痛いの。
心も体も。
ボロボロになっていく。
心が壊れていく。
誰か助けて。
誰か、助けてよ……。
どうして誰も助けてくれないの?
どうしてそんなに見て笑うことができるの?
人がこんなふうに暴力振るわれていても、面白いっていうの?
楽しいっていうの?
そんなの、狂ってる。
おかしいよ。
あたしはすごく怖いのに。
怖くて怖くて、それだけで心が押し潰されそうなのに。
……志保、志保お願いやめて。
すごく痛いんだよ。
息ができなくて苦しいんだよ。
お願い志保……
やめて……!!
その時見た志保の表情は、あたしの苦しみに気づこうという素振りすらなくて
ただ、楽しそうに
嗤っていた。
そして
志保の
感情の無い、冷たい瞳が……
あたしの心に変化をもたらしたんだ。

