「……」
沈黙が続く。
「……別に、あたしの心境の変化ってやつ？」
言葉を返してきた志保。
本当に、志保なの？
この人は、志保なの？
あたしの親友の……
「あ、言っとくけど、あたし本当にあんたとはもう親友なんて思ってないから。」
親友の……
「うざいから、未練ったらしく親友だとか思わないでね。あたし、変わったの。あんたみたいなぜーんぜんおもしろくないやつとつるむより、このグループにいた方が楽しそうって、ずっと思ってたんだよね。ってことで、あたしはこのグループの一員になったんだぁ。あ、あんたは入れないよ？これからあたしたちの遊び道具として扱わせてもらうからね。」
親友だった……
のに……
「ど、どうして……」
「もうあんたといるの飽きたから。それだけ。深い理由なんてないよ」
そう言った志保の瞳は暗くて暗くて、闇のようだった。
