あたしはとりあえずその場を去って、自分の席に座った。


 お昼になったら普通に戻ってるよ。


 うん、そうだよね。


 絶対戻ってる。


 大丈夫だよ。


自分に言い聞かすように頭の中に「大丈夫、大丈夫」という言葉を巡らせていた。


だけど


お昼になっても


志保の態度は戻っていなかった。