女の子は驚いた様子であたしを見上げた。


「……ぇ」


消えそうなくらい小さな声を出して戸惑う女の子。


「さみしくないの?」


「……」


もう一度聞くあたし。


だけど女の子は、また下を向く。


 人見知りなのかな?


「ねっ!友達にならない??」


あたしは、なんの迷いもなくそう言った。


「……え、な、なんで……どうして?」


女の子の顔が少し見えた。


女の子の表情は、別に嫌そうじゃなくて、少し赤くなっていたんだ。


 やっぱり、人見知りなだけなのか。


「友達になろうよ!一人でいるのなんてつまんないでしょ?」


「……い、いいの?」


「なに言ってんのっ、いいに決まってるでしょ!?ってことで決まり!これからたくさん話そう!!名前、なんていうの?」


あたしが聞くと、女の子は答えた。


「しっ……しほ。」


「あたしは唯!これからよろしくね、しほ!」


これが、あたしと志保の出会いだった。