「だいたい!あの生徒会の後輩の子は、私のことを手伝ってくれただけなんです!

それなのに勘違いして!私のことダメな子って言って!

それで済むならいいですけど、挙句の果てにはその後輩まで悪く言ったりして……っ」





会長が黙ってるのをいいことに、息継ぎもせず全部言った。





「会長なんて……会長なんて……最低っ……きゃっ!」





突然腕を引かれたと思ったら、いつの間にか会長の腕の中にいた。





「んな……っ!」




恥ずかしさと怒りで、顔が真っ赤になる。