────────キィ……ガチャッ。



「ちょ!離してください……っ。なんなんですか、こんなとこ連れてきたりしてっ」

「うるさい。いーから黙れ」



抵抗しても結局連れてこられたのは、生徒会室。

なんだかんだで、また帰って来ちゃった。


冷たい表情で私を見下ろす生徒会長。

そんな会長に、なんだかムカムカしてきて。



「会長のバカ!私はもうやめるんです!辞表も出しました!

疲れたんです!もういいでしょう……?」



強気でいくはずだったのに、最後の言葉が涙でにじむ。

……疲れたなんて……ホントはうそ。