「……私より"ダメな子"なのは、生徒会長の方です」




──────もう、後戻りできない。





「え?」



階段を下りる足を止め、私の方へ体を向けて。

意味が全くわからない、って表情。





あぁ、そうですか。

それくらい、生徒会長はダメな子なんですね。