「えっ!そんな!いいよっ」



慌てて遠慮。

ホントは猫の手も借りたいぐらいだけど。

やっぱここは先輩としてのプライドってもんがある訳で。



なーんてことを考えてると、ひょいっといとも簡単にダンボールを持ち上げ、

スタスタと階段を上り始めて。



「わっ!ちょ、ちょっとぉ!いいって!大丈夫だからっ」



そんな私の声も無視で、どんどんどんどん上っていく。


そして、とうとう4階についてしまった。