生徒会長さんも、考え込むような素振りを見せて。



いや、そんな真剣に考えてもらっても……こっちが悲しくなるよ。






ふと何かいい案が思いついたのか、生徒会長さんが目を大きく見開いた。



「じゃあ、僕にいい考えがあります」


「おお、なんだ?お前の考えなら……なんでもいいぞ」



……なんでもって。なんでもってダメでしょ。



不安になりながらも、生徒会長さんをじっと見つめた。