「凪流ー!テストどうだったぁー?」
テストの張り出された順位を見てきたのか、パタパタとこちらへ駆けてくる友達。
綺麗な黒髪のポニーテールを揺らして、嬉しそうに走ってくる。
そんな友達に向かって、すぅっと息を吸うと、大声で叫んだ。
「びぃ"〜がぁ"〜り"ぃ"〜!!」
涙をボロボロ流して、しがみつく。
「あーはいはい。その様子じゃ、またダメだったんだね」
お見通しとでもいうように、やれやれと笑うと、優しい親友はなぐさめてくれた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…