「はい。大丈夫です」 「じゃあ始めるわよ。 2人とも好きに動いて…」 森さんがカメラのシャッターを押す。 「どうせなら楽しもう。 俺が彼氏だったら、莉奈さんは、まず何して欲しい?」 「…名前を呼んで欲しい」 海斗くんは微笑んで、 「莉奈」 と私の耳元で囁いた。 いつもの甘い声じゃない、色っぽくてセクシーな声。 その声にドキドキして… 一瞬、海斗くんの唇が耳に触れ、身体が震えた。