「やりたい事?」

「まだ言えないけど、もう少ししたら、必ず言うから待っててくれないか?」

「うん」

「好きだよ。莉奈」

「私も」

「絶対、東京に逢いに行くから」

「うん」

「頑張ろうな」

「うん」

「莉奈」

顔を上げると、海斗くんの手が私の頬に触れる。

ゆっくり眼を閉じると、優しいキスが唇におりてきた。